万年塀や
黒塀に
建築基準法は適用されるのでしょうか?
万年塀っていうのは、木製ではなく、コンクリートで作った塀のことです。よく工場なんかをぐるっと囲んであったりする塀のことですね。落書きがかなりし易いのではないでしょか。万年塀は工事は簡単なうえ、強度もそこそこ保てるはずですが、さきほどの落書きじゃないですが、いかんせぶっきらぼうで、人の気配がしないって言うのが難点であります。すごく圧迫感がありますよね。
また
黒塀というのは、黒い木を使って作った塀でありまして、東京駅の地下には
黒塀横丁がありますし、日本の各地で町並みの景観を良くしようということで、ブロック塀から黒塀に変えていこうという動きもあります。
黒塀をもう少しわかりやすくいえば、城下町によくみあれる塀ですね。塀の上の部分が白くなっていたりします。まぁ塀にもいろいろあってこのほかにもブロック塀やレンガ塀などありますが、この塀に
建築基準法が適用されるのかどうかって事です。
ちなみに建築基準法は、建築法規の根幹を成す法律で、この法律の下には、建築基準法施行令(令)・建築基準法施行規則(規則)・建築基準法関係告示(告示)が定められており、建築物を建設する際における技術的基準などの具体的内容が示されています。そして、建築物を設計し、建設する場合には、建築基準法のほかに、都市計画法、宅地造成等規制法、消防法、ハートビル法、品確法、耐震改修法、建築士法、建設業法などのさまざまな建築関連法規の規制を受けたりします。ということで、建築物の最低基準をどのレベルにするか規定するかが非常に難しいのですね